最寄り駅から徒歩でおよそ10分、
住宅街のどまんなかにあるごく小さな公園。
遊具は何ひとつ置いていない。
殺風景なスペースにひとつだけ建つ街灯は、
多目的トイレの前にたたずむ
“その女”を不気味に照らしていた……。
「近所じゃ有名ですよ。毎晩立ってるんですから。
そこにいないときは、トイレの中で抜いているか、
もしくはどこかに連れ込まれてるんですよ。
え? 私? こわくてとてもとても……」つい先日、仕事帰りにフラリと入った焼鳥屋の主人は
まるで怪談でも話すように語ってくれた。
どうやら常連客の間でも、立ちんぼの噂でもちきりのようだ。
たまたまカウンター席の隣に居合わせた常連の一人が、
買ったことがあるというので、聞いてみると、
「そんなにババアじゃないですよ。
30代後半か40代ってとこですかね?
トイレでサクサクっと抜くなら500円って話だったので、
実際に本人に話を聞いたら、それは手の料金だと。
1000円出せば口でやらせてくれるっていうんで、
お願いしたら、なかなかのもんでね。
まあ、どんな具合だったかは
酔っぱらってたんであまり覚えてないなぁ」聞けば、現場の公園はこの焼鳥屋のすぐ近くだという。
さっそく勘定をすませて向かうと、
その女は実在した。
先ほどの体験者が話していた通り、
真夏だというのにダウンジャケットを羽織っている。
どうやら間違いなさそうだ。
「○○さん(常連さんの名前)に聞いてきたんですけど」
おそるおそる話しかける。すると……。
「あ、せっかくなのにごめんなさい。
ちょっと“予約”が入っているのでね。
もうすぐお客さんが来るの。1時間後に電話して」こう言って携帯番号が書かれた名刺を渡すのだった。
暗がりでハッキリとは見えないが、目元はパッチリしていてそれほど悪くない。
しいて言うなら、
エラの張った大地真央といったところか。
ある程度は覚悟していた悪臭も、それほど感じなかった。
それから約束の1時間後、渡された番号に電話をかけると、
「さっきはゴメンなさい。
場所なんだけど、さっきの公園でいい?
それともホテルにする? ○○駅まではチャリで行けるから」「せっかくなので……」と、ラブホでのプレイを希望すると、
料金は交通費(というか移動の手間賃)を含めて3000円でいいという。
当然、ラブホ代はこちら持ちだ。
さて、深夜2時をまわったころ、駅前で彼女と再会を果たす。
「もう汗だくで~(笑)。
今日暑かったし、ホテルにしてくれて助かる」こう言って微笑んでいた3000円立ちんぼ。
ホテルにチェックインして、その本性を知ることになるのだが……。
そのハメ体験はまた後日、改めて。
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