かつてリングに立っていたころの美人格闘家Aは、
周囲が大柄なタイプの選手ばかりだったせいか、どこか華奢に映った。
だが、ホテルで対峙したAはやはり骨太に感じる。
肩幅の広さや下半身の肉付きはやはり別格だ。
交際クラブ「X」を紹介してくれた会社社長いわく、
「Aはだいぶお金に困ってる。というか、
もともとファイトマネーだけで生活できていなかった。
現役時代からコスチュームやシューズをファンに売ったり
キワドイことをして稼いでいた。
リングを下りて細々とタレント活動をしていたけど
ぜんぜん金にならないとボヤいていた」とのことで、交際クラブにいるのもやはり金が目的なのだろうか。
率直に聞いてみた。
「あの……Aさんですよね。自分、ファンだったんですよ」
一瞬、うろたえたような表情を浮かべたが、
直後には笑顔をつくって、大人の対応を見せたのだった。
「ああ、じゃあ誰かに聞いたんだ。
ホラ、正直、フツーのデリとかだと絶対にバレるでしょう。
いま一応、プロダクションでタレント活動もしているし。
こういうところならバレないと思ってたんだけど……
そっか……けっこう有名になっちゃったのか……そう……」しばし沈黙が流れた。
交際クラブに在籍していることを悔やんでいるようにも、
警戒心を募らせているようにも見えたのだが……。
「ま、いっか」屈託のない笑顔で微笑むと、
「じゃ、脱ごっか? 時間もったいないし」と下着姿になるA。
豪快にブラを脱ぎ捨てると、
「ホラ、試合で乳首スレちゃってさ。
左のココ、切れたまんまなんだよね」ちょっと黒ずんだ、親指大の乳首はその根元部分に大きな亀裂が。
「フェラうまくないからさ、手でいい?」
「じゃ、のるけど。毛、ボーボーでしょ(笑)」※右端に写っているのは亀頭ではありません。とまあ、ムードもへったくれもない。
逆にそれが、まるでAと私生活で交際しているようで好感が持てたのだが。
肝心のアッチのほうは……といえば、
ゴムつきペニスを挿れればそれなりのアへ顔をみせるし、
クライマックスにはやや遠慮気味ではあるが
「んっ……」と
アエギを漏らし、女の一面をのぞかせるのだった。
プレイを終えてすぐさまタバコに火をつけたA。
「現役のコもこういうバイトしているよ。
ガタイのいいコはSMとかで重宝されるんだけど、
わたしってああいう仕事していたクセに
痛いことするのってダメなんだよね」
交際クラブ「X」に在籍して、もうすぐ1年。
「理想のパパ」にはまだ出会えていないという。
前回の更新からだいぶ日にちが経ってしまいました。
果たして書いていいものか。だいぶ迷いましたが「ま、いっか」と。
仕事の関係でしばらくは歌舞伎町に張り付きっぱなしになりそうです。
次回は先日歌舞伎町で拾ったボッタクリ風俗のネタを書く予定です。
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