老舗の韓国料理屋が閉店し、
韓流ショップも続々と撤退しつつある新大久保。
実際に新大久保の街を歩いてみる。
メインの大久保通りから一歩路地に入ると
それまではあまりなかったシャッターがチラホラと目につく。
巷では
ゴーストタウン化が囁かれるなか、元気なのは立ちんぼたち。 知人のパチンコ店従業員は言う。
「昼夜問わず路地裏まで韓流目当てのオバちゃんで
ごった返していたときは立ちんぼも
人目を気にして電柱の影とかに
こっそり隠れるようにたっていたけど今は違う。
堂々と通りで男に声をかけては商談を持ちかける。
ラブホが満室だと駐車場の隅とかで
アオカンしたりとやりたい放題です」 実際に行ってみた。
平日の夜12時過ぎだっただろうか。
終電間際の時間帯こそ、立ちんぼにとっては勝負タイム。
ここで太い泊まり客をゲットできるかどうかで、
その日の売上は大きく変わってくるからだ。
逆に女たちを品定めするにはちょうどいい時間帯でもある。
一番ホットな通りに出ると、そこに立ちんぼ集団が。
さっそくこちらに向かって怪しげな笑みを投げかけてくる。
「オ兄サン、遊ブカ」最初に声をかけてきたんのは、この寒さにもかかわらず
胸の谷間をボンッと前に突き出した露出ファッションの南米系。
見るからに気は強そうだ。
「ハウマッチ?」
「2デ。ホテル別ネ」
話にならない、と首を振りながら立ち去ろうとすると、
「ジャ、イクラ?」
と食い下がってくる。
「5千円」と5本指を出すと、「信ジラレナイ」というジェスチャーを見せて
また立ちんぼ仲間と談笑をはじめるのだった。しばらく立ちんぼエリアを徘徊していると、
一人で立つ中国系を発見。
日本語学校に通っているという彼女は、流暢な日本語を話す。
「お金ないですか…じゃあ、
ホテル代かからない場所ある。
そこで手でやる。5千円でどうですか?」さすがにこの寒さ。
アオカンは気がひける。
すると彼女、「寒くない場所ある」と路地の奥へと歩きはじめた。
「ついてこい」と言わんばかりに。
案内されたのは、とある古びたマンション。
このマンション、外からはまったくわからないが、
エレベーターホールの奥にトイレがあり、
夜はほとんど人の出入りがないという。
「脱いで。おちんちん出して」
トイレのなかといってもかなり寒い。
それにこの中国系、明るい場所でよく見ると、なかなかの美人。
そしてスラリとしたスタイルもなかなかの上玉だった。
「やっぱりここじゃ…
ホテルでいいよ。1万円でどう?」
値段交渉すると、フェラなし本1=1万円で成立。
新大久保でも最安といわれる古びた連れ込み旅館に
チェックインすることに(なんと泊まりの料金3500円!)。
服を脱がすと、想像通りのスレンダーボディがお目見え。
アソコのビラビラの大きさがやや気にはなったものの、
大1枚というCPを考えれば納得。
「今日はもうおしまいね。
ここ泊まっていいか?」そう尋ねる彼女に「どうぞ、おやすみ」と言い置いて、ホテルを出た。
タクシーを拾いに大通りに出ようと、また先ほどの路地を歩く。
すると
最初に遭遇した南米系立ちんぼが。「楽シンダカ」と指でマ●コをつくってニッと笑いかけてきた。
その
欠けた前歯がしばらく頭から離れなかった、新大久保の夜だった。