「まだ駆け出しなのでAVの仕事1本ではなかなか食べていけません。
夜のバイトに助けられていますよ」こう明かすのはホストとAV男優という二足のわらじを履く新人ホストだ。
歌舞伎町では、彼のような兼業ホストが急増しているという。
老舗ホストクラブのスタッフが証言する。
「うちには知名度のある有名男優さんもいますが、
いわゆる”汁男優”のような無名の男優さんも在籍しています。
出勤日数が少ないので指名はもらえませんが、
人気ホストのヘルプでテーブルについて、
『AVの仕事をしている』と言うと、女性客の食いつきもいいらしいです。
とくに若い女性は、基本的に下ネタが好きですからね」男優ホストが増えている背景には「AV不況」があった。
単体女優とのカラミも任される中堅男優が言う。
「制作本数が減っているせいか、
最近はなかなか現場の仕事がまわってこないんです。
あったとしても、足元を見られてギャラを削られることもあります。
女性を上手に扱うという点ではホストも一緒ですから、副業を始めるのに抵抗はありませんでした」
以前ならば「週6日勤務」「遅刻したら罰金」といった厳しいルールが新人ホストに課されたが、
先ほどのホストクラブのスタッフいわく、
「今はどこのホストクラブも人手不足ですからね。
月に4、5日しか出勤できなくても、男優の肩書きがあれば即採用ですよ」
男優ホストにとって悩みの種が接客につきものの酒だという。
ある男優ホストが明かすには、
「飲むのが仕事のようなものですからね。
お客さんが入れてくれた高い酒をよく先輩ホストに飲まされますよ。
翌日に男優の仕事があっても、なかなか断れませんからね。
トイレでこっそり吐いたり、寝る前に水をガブ飲みするなど、いろいろ工夫しています」AV男優専門ホストクラブが近々オープン予定だという。
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