「たいていは
借金でクビがまわらなくなった女。とくにホスト遊びの売りかけがたまってどうしようもなくなった女とか。
ごくたまにパチンコにハマった主婦なんかも売られてるよ」
とある知人を介して知り合った風俗チェーンのオーナーはこう話していた。
不況、不況といっても、風俗店がもっとも苦労するのが人材の確保。
求人サイトや雑誌に広告を出しても、なかなか応募してくる女性が少ない。
応募があって採用となっても、なかなか定着せずに、どこか別の店に移ってしまう。
そのオーナーいわく、「グループ全体でみれば求人にかける費用は月に1千万円はくだらない」とか。
そこで「より確実な方法として」
風俗奴隷市なる場所で人材を調達しているとか。
それはともかく、
風俗奴隷市なるものは、実際、定期的に行われているらしい。
とあるマンションの一室で開催され、そこには10人ほどの女性が集められる。
南は沖縄から北は北海道まで全国各地から男たちが買い付けにくるそうだ。
買取価格はその女性が抱える借金の額に、2割ほどの手数料を加えた金額とのこと。
「額が額だからね。表の人間はあまり来ない。
やっぱ裏風俗の人間ばかり。回転がいいところに売られていくよ。
たとえば
沖縄のちょんの間とか。あそこなら1日に20人客をとって15万とか。1ヶ月休みなしで450万。
きついのは北海道の某所のコンパニオン会社。
昼は本番デリヘル、夜はピンクコンパニオンと24時間休みなく働かされる。
借金を返し終わるころには体か心かどっちかおかしくなってると思うけど…」
ちなみにその奴隷市。
売られる女性たちは、みな裸だとか。「脱走防止っていうニュアンスもあるけど、
やっぱカラダが見えないとわからないでしょ。
いちいち『さあ脱いで』なんてやってたらまどろっこしくてしょうがない」
いったいどこでそんな人身売買のような事が行われているのか。
「東北としか言えない」
オーナーは来月も奴隷市に参加するという。トランクに札束ぎっしり詰め込んで…。
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